2008-01-05
■ [FreeBSD]Compiz Fusion 
グラフィックボードを買ったのはこれを試したかった、といのが本当の所だったりする。しかし、ノーマルのvesaドライバでも結構早くなってる気がする。HDD換えてからほとんど使っていないので、気のせいかも知れないが。
さて、Compiz Fusionを使う手順は至って簡単でスムーズに出来た。portsが揃ってるのと、普段の環境がGNOMEなのが大きい様だ。GNOME環境で良いグラフィクスボードをお持ちの方は是非お試しあれ。
手順
- ボードを取り付ける
- x11/nvidia-driverをインストールする
- kldload nvidiaする
- loader.confに「nvidia_load="YES"」と書いて再起動時にも有効にしておく
- /etc/X11/xorg.confを編集する
- 下記Deviceエントリを加える
- ScreenセクションのDevidceを先ほどのIdentifierである「Videocard2」に変える
- Load "dri"かLoad "GLCore"があればそれぞれ消す
- Load "glx"がなければそれを加える
- ログアウトする
- gdmがXを再起動してnvidiaドライバが有効になる
- x11-wm/compiz-fusionをインストールする
- システム→設定→CompizConfig Settings Manager (CCSM)を起動し、Preferences(左下)をクリックしてProfileのReset to defaultsボタンをクリック
- Effectsカテゴリのウィンドウ装飾をクリック→コマンドに「emerald」を入力
- ターミナル等で「compiz --replace gconf &」として起動
私の環境ではCCSMに若干不具合がるようで、何故かちょっといじるとDbusのチェックが外れており、その状態でcompizを動かすとウィンドウ装飾が動かない。なので、毎回チェックをしてからCCSM終了している。
xorg.confに加えるエントリ
Section "Device" Identifier "Videocard2" Driver "nvidia" VendorName "ASUSTek Compute" BoardName "EN8400GS" EndSection
参考
- http://gihyo.jp/admin/clip/01/fdt/200709/10
- 少し古い話になってしまっているが、大まかな流れや設定について参考にした。
- http://blog.danna.dvrdns.org/item/484
- KDE環境での話。ほとんど同じ。
- http://jp.download.nvidia.com/freebsd/100.14.19/README/chapter-04-section-02.html
- xorg.confの編集に関して参考にした。
■ [FreeBSD]ルートファイルシステムを壊すまで 
去年末からのお話。完全に壊したわけじゃないけど、いくつか重要なファイルを失った。でも、ルートだけで良かった。
手順
- 新しいHDD(SATA)を装着し、ddでコピーする
- 中身を確認せずにfstabを書き換える
- しかも何故か元のディスクのfstabを書き換える
- コピーに失敗していたのでブートできない
- しかたないのでFreeBSDのディスクを探すと5.1しかなかった
- fixedを選択するがmountがなくてマウントする方法がわからない
- customからdisklabelでnewfsなしで「/」を設定し、インストール物をどれもチェックせずに実行する
- どうやらuserかminimumが選択されているとみなされ次々と上書きされ「/」が溢れる
- もちろんカーネルも/etc以下もorz
- やる気をなくす。ふてる。バタバタする。大晦日を迎える。
- でもfstabが書き替わってちょっと前進
- loader.confに上書きされなかった6のカーネルモジュールがあってpanicする
- 5.1のディスクで起動
- /をnewfsなしで設定
- mediaで既存のファイルシステムを選択し適当に入力
- /がマウントされるがインストールは失敗
- ただし、passwd、group、fstabなどいくつかは上書きされる
- mvが使えるようになる
- とりあえずloader.confをmv
- シングルユーザモードでは動くようになる
- /usr/objに前回makeworldしたバイナリがあったはず
- 6.1のカーネルが動く
- /usr/objを元に戻す
- installworldする
- mergemasterする
- 書き替わっているファイルがまだある
- 正月を迎える :-)
反省点
- 不用意にddを使わない、使ったら中身くらい確認する、せめてfsckくらいはかける
- 不用意にfstabの/のエントリをいじらない、編集はよく確認して、落ち着いて
- バックアップは大事、特にディスク操作や大きな作業の前には取っておく
- 1CDブートのディスクやせめてメジャーバージョンの合ったインストールディスクは持っておく
- 失敗しても焦らない、なれない事はしない、危ない橋は渡らない、落ち着いてプランを立てる
結局、ディスクコピーを失敗した原因だけれど、チップセット*1のSATAコントローラ*2のドライバが怪しいのか、オーバークロックのためなのか、エラー等は何もでないけれど、アクセスなのか負荷なのか、うまく読み書き出来なくなる事があり、挙げ句にはfsck中にリセットがかかったりする。
しかし、運よくというか、こっちの方が性能がよいのだけれど、<JMicron JMB363 SATA300 controller>というSATA RAIDコントローラなる物がオンボードであったりして、こっちにつけると何事もなく滞りなく移行が済んだ。
でもって快適に。ディスクもやはり重要だ。あとバックアップも。
2007-10-23
■ [FreeBSD][wine]続IEs4Linux 成功 
おそまきですが、Cressさんにコメントいただきましたので、IEs4Linuxに再び挑戦。といってもwineをアップデートするだけ。結果、ほぼ成功です♪
Cressさんの所では色々不具合が出ている様ですが、こちらはとりあえず英語版ですが、結構まともに動きました。
日本語もちゃんとでます。flashも動くようです。ただ、何かと不安定で、良く落ちますけれど。というわけで、動作報告かねて、スクリーンショット等を色々あげてみます。
google mapsは最初へんなウィンドウが。
閉じても再度出現を4度繰り返したあと、多少表示しない所があるも、何とか使える。ただし、非常に不安定ですぐ落ちる。
航空写真+地図は、地図が表示されず。
続いてhatena map。やはりアイコン等が表示されない。下はネイティブfirefoxでの表示。
次はyoutubeで動画に挑戦。再生された。
はてなブックマークの動画も再生出来た。
rimoもOK、と思ったら、チャンネルを変えると落ちてしまう。
さて、続いては各機能。まずはAbout IE。
そして、新しいウィンドウでいきなりつまずく。
err:ntdll:RtlpWaitForCriticalSection section 0x7e74a9a0 "x11drv_main.c: X11DRV_CritSection" wait timed out in thread 0026, blocked by 002b, retrying (60 sec)
などと出る。という事は新しいウィンドウを開こうとするページが見られない可能性大なので、ちょっと困る。
続いてプロパティ。ウィンドウタイトルほか、一部へんな表示になってる。
編集メニューの「このページを検索」も新しいウィンドウと同じく、「err:ntdll:RtlpWaitForCriticalSection 〜」と出て終了する。
ソースの表示。これはwineのメモ帳が起動して表示される。文字化けはご愛敬。
フルスクリーン表示もOK。
viewメニューにあるエンコーディング選択のメニュー展開はなんだか少し固まるが、その後に一覧がでる。
プライバシーレポートってなんだっけ?何もでない。
エクスプローラーバーは基本動かない。
お気に入りの追加。名前の部分の日本語が化ける。追加しても反映されなかったり、ほかのお気に入りが変になったりする。ただし、一度終了してもう一度開くと、まともに追加はされていて、リンクも開く。
お気に入りの整理も、一見まともそうだが、変更が反映されていなかったり、されていてもされていないように見えたりとか色々でまともには扱えない。削除や移動は実際にはうまくいっている様だが、名前の変更は変更時に文字化けしていて、動作が怪しい。
インターネットオプション。設定ダイアログは英語版で良くなる途切れ状態になってる。
設定はすべては期待できないだろうが、IEで完結している機能は動くかな?
ついでに、起動時と終了時のコンソールメッセージ
起動時
~% ie6 err:shell:ReadCabinetState Initializing shell cabinet settings err:rebar:REBAR_WindowProc unknown msg 200b wp=00000000 lp=71180f00 fixme:toolbar:TOOLBAR_CheckStyle [0x10034] TBSTYLE_REGISTERDROP not implemented fixme:toolbar:TOOLBAR_CheckStyle [0x10034] TBSTYLE_REGISTERDROP not implemented fixme:shell:NTSHChangeNotifyRegister (0x10034,0x00008003,0x00008000,0x0000c074,0x00000001,0x34dbec):semi stub. fixme:toolbar:TOOLBAR_Unkwn45D hwnd=0x10034, wParam=0x00000000, size.cx=1280, size.cy=32000 stub! fixme:toolbar:TOOLBAR_CheckStyle [0x10034] TBSTYLE_REGISTERDROP not implemented fixme:toolbar:TOOLBAR_CheckStyle [0x10034] TBSTYLE_REGISTERDROP not implemented fixme:toolbar:TOOLBAR_Unkwn464 hwnd=0x10038 wParam 00000001 lParam 00000000 fixme:dpa:DPA_LoadStream phDpa=0x34d628 loadProc=0x8aba1c pStream=0x14c858 lParam=14c818 fixme:dpa:DPA_LoadStream dwSize=0 dwData2=0 dwItems=0 fixme:dpa:DPA_LoadStream new hDpa=0x14c8a8, errorcode=80004005 fixme:toolbar:TOOLBAR_Unkwn45D hwnd=0x1004e, wParam=0x00000000, size.cx=1280, size.cy=1020 stub! fixme:shell:NTSHChangeNotifyRegister (0x1004e,0x00008003,0x0c02b7ff,0x0000c074,0x00000001,0x34dc2c):semi stub. fixme:shell:NTSHChangeNotifyRegister (0x10028,0x00008003,0x0003f5f4,0x00000410,0x00000001,0x34eae8):semi stub. fixme:shell:SignalFileOpen (0x00000000):stub. fixme:hook:IsWinEventHookInstalled (32773)-stub! fixme:hook:IsWinEventHookInstalled (32773)-stub!
終了時
fixme:hook:IsWinEventHookInstalled (32773)-stub! fixme:shell:SHFlushClipboard stub fixme:shell:DllCanUnloadNow stub fixme:shell:DllCanUnloadNow stub
2007-09-10
■ [FreeBSD][wine]IEs4Linux 
Cressさんの場合と同じ。
% ie6 err:heap:HEAP_CreateSystemHeap system heap base address 0x80000000 not available Xlib: extension "GLX" missing on display ":0.0". err:wgl:X11DRV_WineGL_InitOpenglInfo couldn't initialize OpenGL, expect problems err:heap:HEAP_CreateSystemHeap system heap base address 0x80000000 not available err:heap:HEAP_GetPtr Invalid heap 0x0! err:heap:HEAP_GetPtr Invalid heap 0x0! err:heap:HEAP_GetPtr Invalid heap 0x0! err:heap:HEAP_GetPtr Invalid heap 0x0!
wineのバージョンは
% wine --version wine-0.9.44
です。
Cress当方 wine-0.9.46_1 を試したところ、IE6が立ち上がることを確認できました。文字化けは今のところありません。
・・・が、肝心のWEBページが見えません。localhost さえ見えず。
取り急ぎご報告まで。
2007-07-22
■ [FreeBSD]HPETが問題 
気が付くとHPETが有効になってた。
kernel: acpi_hpet0: <High Precision Event Timer> iomem 0xfe800000-0xfe8003ff on acpi0
kernel: Timecounter "HPET" frequency 14318180 Hz quality 2000
だそうな。結果、
# sysctl kern.timecounter.choice
kern.timecounter.choice: TSC(-100) ACPI-fast(1000) HPET(2000) i8254(0) dummy(-1000000)
で、
# sysctl kern.timecounter.hardware
kern.timecounter.hardware: HPET
すると、
kernel: calcru: runtime went backwards from 2406 usec to 2317 usec for pid 1 (init)
とか
kernel: calcru: negative runtime of -1885400 usec for pid 13 (swi4: clock sio)
とか出まくる。
最初はなんでか分からなかったのだが、ググッてみると、VMwareでのkern.timecounter.hardwareとかの話が出てくる。VMwareじゃないんだけれど、確かに気が付くと時計もずれてるし、今回初めてHPETなんてものが有効になったと思うし。つか、オーバークロックしてるのが原因って可能性もあるw
ってことで、これまで使われていたであろうACPI-fastに変えてみる。
# sysctl kern.timecounter.hardware=ACPI-fast
kern.timecounter.hardware: HPET -> ACPI-fast
で、ここら辺りをloader.confでやれば解決っぽいけど、その前にクロック落してみよう。
2007-02-06
■ [FreeBSD]pkg_infoのパッケージ名指定あれこれ 
はてブ経由「pkg_info」(Site Administration Courseより)で今更ながらにpkg_infoのオプション「-x」を知る。最近こういうのが多い。というわけでちょっとはmanを読んだまとめを書いてみる。
基本
pkg_info パッケージファイル pkg_info パッケージへのURL pkg_info パッケージ名
シェル風ワイルドカード
インストール済みのパッケージを指定する際はデフォルトでシェル風のワイルドカードが使える。
pkg_info 'perl*' pkg_info 'perl-[0-9].?.*'
なお、これは「-G」で抑制できる。
バージョン指定
指定したバージョンに対し{等しい,大きい,小さい,以上,以下}をそれぞれ{=,>,<,>=,<=}を使って表現できる。
pkg_info 'perl=5.8.8' pkg_info 'perl>5.8' pkg_info 'perl<6'
これも「-G」で抑制される。
パス風指定
パッケージ名指定に際し、末尾を除くスラッシュより前および末尾のスラッシュを無視する。これによりパス名補完機能を利用してパッケージ名の指定ができる。
pkg_info foo/perl-5.8.8 pkg_info perl-5.8.8/ pkg_info /var/db/pkg/perl-5.8.8/
これはmanに記述がないっぽい。あと「-G」でも抑制されない。
三種混合
pkg_info 'foo/per?<6/'
とかできなくもない。
正規表現「-x」
オプション「-x」で正規表現が使えるようになり、部分マッチしたものが対象となる。つまりgrep風。
pkg_info -xI 'perl' pkg_info -xI '^p5-.*[_,]'
拡張正規表現「-X」
オプション「-X」で拡張正規表現が使えるようになり、部分マッチしたものが対象となる。つまりegrep風。
pkg_info -XI 'apache|mod_' pkg_info -XI '[0-9]{8}'
ヒートシンクを買ってきて貼り付けたところ、ピタリとおさまりました。